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崩しの美学と奥ゆかしき色との調和


JR 1681 RONDE  AFF 4  PINK   Limited  24

秘密のSさまがさり気なく選んでくれたのは
大人気PINK  AFF-4の桃色文字盤でした。

本当にシンプルな機械式腕時計を探すと、
これがまたなかなか丁度良いのが見つからない。
プライスゾーンも大きな課題として微妙に揺れ動く、
金額も高過ぎず、 さりとて安過ぎず、
デザインもシンプルな時計は想像以上に数少ない。
派手でなく、だからといって変に控えめ過ぎない、
この絶妙バランスの組み合わせは重要なる選択肢。

ブランド的にも自己主張が必要以上に在り過ぎると、
やはりどうしても第三者や他人の目、視線を気にしてしまう。
当然だが不必要に局部的に目立ち過ぎると、
正直 微妙に照れくさい不思議な気持ちが芽生えてしまう。

逆にリーズナブルでチープな方向にシフトして行くと、
趣味性やコレクションセンスが難しくなる、
サイズも大き過ぎずに小さ過ぎない、
程良い塊感とサイズ感の厚みを追求。
心臓部は名機と呼ばれるGP社製のJR1000 
機械式自動巻きムーブメントを贅沢にも内蔵。

そんなテーマで色々と考えて行くと、
どうせならケースは丸く、厚みも適度に薄く、
そして裏透けシースルーバックスケルトン仕様がイイ
41mmサイズのシンプルな
RONDEシリーズにに辿り着きました。

自分にとって本当に好きな色とははたして何色なのでしょうか?
選ぶ楽しみと組み合わせコーディネイトの面白さ、
色の持つ妖艶なる存在感を放つ独特なる文字盤と、
色鮮やかなる針との組み合せは局部的ですがスモールインパクト。

控えめでありながらそれなりの歴史もあり、
ある意味スイスメイドの完全マニファクチャーJRシリーズ。
訊かれた時に丁度よく語れる蘊蓄エピソードも含め、
存在感のいやらしくない機械式腕時計は、
そんなに多くは存在していないと思う。


Auto Fashion Factory Yokohama 2014

GPの心臓部を組み込んだ
JR 1681 RONDE AFF4 Limited 24

Classic   PINK 
ケース径 41mmサイズのさりげない存在感。
 
 

文字盤は Classic PINKと呼ばれるAFF-4スペシャル。
最初からピンク色には抵抗があるのかも知れませんが、
袖の隙間から覘かせる程度の局部的にならある意味OKなんです。
これこそ小さな小さな拘りの価値観なのかも知れません。


本体価格 460.000円 +税 




シンプルで完成された3針機械式腕時計は手に入れる前は、
洗練されたデザインが故にほんの少しだけですが、
微妙に物足りなく感じる場合も確かにあるでしょう!
でも手に入れた後は逆にそのシンプルさが強みになるのかも知れません。
スーツ姿の時にチラリと袖の隙間から見せる瞬間のバランスと色の存在感。
シャツの色に合わせるのではなく対比する補色での組み合わせがツウかも知れません。
Ronde  1681シリーズに相応しい年齢層も比較的高めで、
50代〜60代でも違和感無くストライクゾーンと考えられます。
自己主張がやや強過ぎるお馴染みの売れ筋定番時計や、
有名になり過ぎた個性的なブランドに少し飽きて来られた大人にお薦めです。

Toshifumi  Kako  





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